大切な愛犬が膀胱炎を繰り返すことはありませんか?
我が家のわんちゃんは動物病院で処方されたお薬を投与している間は治まりますが薬を止めて2週間ほどで再発するといった苦悩な日々を繰り返しておりました。その度に食欲もなくなり大好きなおやつにも見向きもせず本当に可哀想でした。そして、無意識のうちに大量のおしっこををしては何とも言えない表情でこちらを見つめてきます。
1年間のうちの約半分は膀胱炎を患っていた我が家の愛犬ですが、ある事をしただけでもう2年間は再発していません!
ネットで検索しても有益な情報は出てこず悶々した日々を過ごしておりましたが、同じ悩みを持った飼い主さんに少しでもお役に立てればと思いこの記事を書かせていただきました。
それでは膀胱炎の病気について詳しく解説していきます。
膀胱炎について
どんな症状になる?
1.無意識に排尿してしまう。
2.落ち着きがない
3.食欲が落ちる
4.尿に血液が混じる
5.排尿時に痛がった様子で鳴く など
考えられる原因は?
1.細菌感染
一般的に多いと言われております。通常、雑菌が外部から尿道に侵入しないようになっておりますが何らかの要因で侵入を防げなくて発症します。特に女の子は肛門と尿道口が近いので下痢など腸の菌が侵入しやすいようです。
2.結晶、結石
我が家のわんちゃんはこれが原因でした。散歩に行く際に尿を採取できる容器を持ち歩き、排尿の姿勢に入ったら尿を採取しておりました。動物病院の先生のところに採取した尿を持っていっては『ストルバイト結晶です』と診断されておりました。
結晶や結石が膀胱粘膜を傷つけ膀胱炎を引き起こします。なぜ結晶や結石が出来るのか?と尋ねると体質や食事内容、遺伝などであると説明を受けました。
3.その他
膀胱腫瘍や外傷、男の子であれば前立腺の異常から発症するケースもあるようです。
治療と予防について
本当は治療と予防は分けてお話しすべきですが、正直完治と言える事が難しい病気です。我が家の愛犬も油断するとまた再発するのでは??と不安に感じながら、これから紹介する予防を少しずつ緩和していっております。これからお伝えする5選は治療と予防は同じものとして扱い、紹介させていただきます。
予防① フードを変更
一つ目の『治療と予防』は動物病院の先生にすすめられた尿ケアフードに変更したことです。食いつきが心配でしたが問題なく食べてくれてます。正直どこまで効果があるのかは分かっておりませんが、徐々に『治療と予防』を緩和していてる中、唯一残った予防で現状膀胱炎が再発していないことからかなり効果はあったと考えております。大切な愛犬が喜んでいる姿を見たいのでビーフ80%超のフードにしたいのですが、膀胱炎が再発しないか心配なので続けております。
治療② エストリオール「F」1mg
農水省で動物薬として認可されているエストロゲン製剤です。日本ではあまり使用されていないようですが欧州ではホルモン反応性尿失禁の治療薬として広く普及している薬剤のようです。実際にこのお薬に出会うまで「オーグメンチン配合錠125SS」→「アモキクリア錠100」と遠い道のりでした。
治療③ 動物病院を変える
これが一番効果があったと考えております。幼犬の時からお世話になった動物病院の先生を批判するつもりはなく、今回の膀胱炎に関しては同じ治療法を繰り返すのみでは改善はできず、相性が悪かったということになります。病院を変えると新しい知見を聞けてすごく参考になりましたし、何より希望が湧いてきました。元の病院では塩分の取り過ぎという事で大好きなチーズは禁止、排尿は女の子なので細菌が入りやすいから仕方がないといった説明でしたが、新しい病院では、ストルバイト結晶はあるがどちらかというと尿漏れが問題なのでそちらを治しましょうという事になりました。そこで処方してくださったのがエストリオール「F」1mgとなります。
予防④ 散歩の回数を増やす
今まで朝と夕方の2回の散歩でしたが、寝る前の夜散歩を1年間続けました。ネットの情報となりますが膀胱炎にはこまめに散歩が必要とのことだったので実践しておりました。再発しなくなったので今は緩和させ、朝と夕方散歩に戻しております。
予防⑤ フードに水を混ぜる
水分を摂らないことで塩分濃度が高くなり結晶ができる原因となるので膀胱炎の予防として水分を摂ることが重要となります。ただ水を積極的に飲ませるのは困難であるのでフードに多めの水を入れ水分摂取量を増やした食事にしました。普段からあまりお水は飲まない子には食事のタイミングで自然に飲んでくれるので助かります。フードをカリカリ音を立てて食べる姿が懐かしいですが予防のために続けるようにしております。
まとめ
膀胱炎に関してネットで検索してもあまり有益な情報が得られず困っている飼い主さんにも、また途中で患者さんが来なくなった=完治したと考えられているかもしれない動物病院の先生にも、この記事はいろんな方に参考にしていただけると考えております。ただ、今回の例は一つに過ぎないかもしれませんが少しでも再発防止への近道を通っていただけること心より願っております。
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