愛犬を迎える前にやっておきたいこと【4選】

新しい家族を迎えるときは本当にテンションが上がりますよね。それがまるで小さなぬいぐるみのように愛らしく、目を見つめると無邪気な輝きが広がって心が温かくなるようなわんちゃんであれば、なおさらですよね。早くお散歩に連れていきたい!どこか遊びに連れていきたい!可愛い服を着させてあげたい!など楽しいことで頭がいっぱいです。

ただ、絶対に知っておいて欲しいことはたくさんあります。これから【4選】に絞ってご紹介させていただきますので是非知っていただき安心してわんちゃんを迎えましょう。

皆様にとって『なるほど!』と思っていただけるような情報となれば嬉しいです。

フローリング対策

フローリングの床は見た目が美しく掃除もしやすいという利点がありますが、わんちゃんにとっては滑りやすい素材なので、元気よく走り回ると滑って転んでしまうことがあります。また走りながら急に方向を変えたりすると関節に負担が掛かったり、筋肉を痛めたりすることもありますので注意したいです。またわんちゃんの爪がフローリングに傷をつけることがあります。

対策① ジョイントマット

ジョイントマットは、一般的に発泡素材(EVAフォームなど)で作られていますので軽量で持ち運びやすくて簡単に敷けます。パズルのピースのように繋げて広げるのが楽しいですね。クッション性や防音効果もあるのでおすすめです。また、水洗いもできますのでもしおしっこをしてしまったときは、その部分だけ外して洗えば清潔に保てます。うちの子は歯が生え変わるときの痒み対策のアイテムとしても役に立っておりました。

対策② 階段マット

くつろぐ空間だけで安心してはいけません。わんちゃんの成長スピードは驚かされます。まだ子供なので先で・・・と考えていたらいつの間にか階段もバタバタ上がり降りできるようになってます。階段での転落防止は早めに対策しておきましょう。

誤飲対策

好奇心旺盛なわんちゃんにとってはアクセサリーや小さな部品など誤って飲み込まないように片付けを行いましょう。また、チョコレートなど犬にとって有害となる食べ物を管理する習慣をつけたいですね。我が家もきっちり管理していたつもりでしたが、チョコレートの付いたアイスのカップごみを蓋付きではないゴミ箱に入れてしまい、それを少量舐めてしまい、ものすごく後悔した事がありました。家じゅうのごみ箱を蓋付きにしなくても、蓋が付いていないごみ箱はわんちゃんがアクセスできないところに置き場所を変えるなど事前にしておくことが大切です。

対策① ペットゲート

我が家はキッチンの入り口に取り付けております。キッチンは愛犬にとって有害な食べ物を落としてしまっていたり、G対策としてホウ酸団子的な毒を置いてますので絶対に立入禁止にしたいところです。また、玄関の扉が開けた瞬間飛び出してしまうような元気いっぱいの子には玄関に設置するのも必要ですね。

対策② 蓋付きのごみ箱

有害な食べ物をあさらないためもありますが、ひっくり返したり、捨てたティッシュを散らかしたりやんちゃな子の対策にも効果的です。すべてのお部屋のごみ箱を変更することは難しいので、わんちゃんが届かないような置き場所に変更するなど考えたいですね。

混合ワクチン接種の検討

法律で義務化されている狂犬病ワクチンとは別に任意に接種を行うワクチンがあります。任意ワクチンはWSAVA(世界小動物獣医師会)のガイドラインである「犬と猫のワクチネーションガイドライン」で重要度によって『コアワクチン』と『ノンコアワクチン』に分類されております。コアワクチン』は世界的に重大と言われている感染症に対するワクチンですべての犬が接種すべきワクチンです。下表にもあります通り、大きく4パターンから選ぶことになりますが、迷った場合は室内犬なら5種か6種とするのが一般的のようです。ただ、うちの子は柴犬で室内犬としておりますが、散歩コースは田んぼや草むらが多く10種を選択しております。ただ、初めのワクチン接種では動物病院の先生から10種はかなり体に負担でやめておいた方良いと言われ6種にしました。完全室内飼いだからワクチンは必要はないととお考えの飼い主さんもおられるようですが、任意ワクチンを接種していないとトリミングやペットホテルなど公共施設が利用できない場合もありますし、なにより万が一のことがありますから接種しておきたいですね。ただ、副反応や体への負担を考えると本当に迷うところです。事前にじっくり考えておきましょう。また、その地域によってどのワクチンが必要なのか地域の獣医師さんが一番よく把握しているはずなので獣医師さんの意見も取り入れましょう。

5種ワクチン

予防できる病気は下の5つとなります。費用は概ね5,000円~7,000円となります。

●犬ジステンパーウイルス感染症 

犬のウイルス病としては最も多く、感染した場合発病率・死亡率は非常に高い病気です。治療法もなく対症療法で回復を願うしかありません。ワクチン接種前に感染してしまうと接種後でも発症してしまうので、散歩を開始する前にワクチン接種することが非常に重要です。

●犬パルボウイルス感染症

このウイルスは非常に強く簡単には死滅しません。環境中においても数ヶ月以上も生存し人の靴で運ばれたり容易に愛犬に迫ってきます。治療法がなく、全体の死亡率は5%ほどと高くないですが無治療の場合は90%ほどと高くなります。感染した場合は早期発見が重要になりますので、予防が重要です。

●犬パラインフルエンザウイルス感染症

このウイルスも感染力が強く人のインフルエンザのように頻繁に変異しますので定期的なワクチン接種が必要となります。アデノウイルスとセットで特に気を付けたいです。

伝染性肝炎(アデノウイルス1型)

数ヶ月間環境中で生存することがあり、アルコールにも耐性があります。発熱や元気消失から始まり、血便・皮膚からの出血が起こることがあります。全体の死亡率は10%ほどとなっておりジステンパーに比べると低いですが、子犬の死亡率は高く油断はできません。

●犬アデノウイルス2型感染症

ケンネルコフと言われる伝染性咽頭気管炎の原因になるウイルスです。咳が出たりしますがこのウイルス単体では重篤な症状になることはほとんどありません。ただ一方で感染した犬の飛沫を浴びると容易に感染し細菌への二次感染で肺炎を引き起こすことがあります。

6種ワクチン

5種ワクチンで予防できる病気に『犬コロナウイルス感染症』を予防できます。費用は概ね5,000円~8,000円となります。

●犬コロナウイルス感染症

ウイルスを保有している犬の糞から感染する病気です。そのため、散歩を始める前には予防接種をしておきたいです。感染すると症状は比較的軽度であることが多いですが、子犬の場合は症状が強く、ほかのウイルス感染を併発すると脱水を起こすなど命の危険を伴うこともあります。

8種・10種ワクチン

6種ワクチンで予防できる病気に加え『犬レプトスピラ感染症』を予防できます。費用は8種で概ね6,000円~9,000円、10種で概ね8,000円~12,000円となります。

●犬レプトスピラ感染症

肝臓や腎臓障害を引き起こす感染症です。主に土と媒介動物であるネズミの尿に接触することで感染します。皮膚の傷や粘膜から体内に侵入します。レプトスピラに感染した犬に咬まれたり、レプトスピラに汚染された食べ物や水を摂取することでも感染します。関東以南の比較的暖かい地域での感染が主ですが全国で毎年数件の感染があります。感染が重度の場合は最初は発熱や食欲不振、粗い呼吸が見られます。その後、血液が壊され、タール状の便や鼻出血などの溶血性の症状が出ます。最終的には多臓器不全となり死に至る怖い病気です。

保険の検討

ショップでこの子をうちの家族にしよう!と決めて、契約をすることになりますがその際に保険のことも聞かれます。ショップにもよると思いますが、うちの場合、ショップと提携している保険会社(お得な価格設定と手間も最小限になるなど)に入れるのがそのタイミングだけであり、少し迷った経験があります。50%補償と70%補償があり、ショップの人からは1年目だけでも70%としておいた方が良いと言われ少し割高でしたが70%に加入しました。結果、うちの子は空腹でもすぐに戻してしまう子だったのですが、はじめは分からず慌てて動物病院に急行するなどよくお世話になっていたので70%補償に入ってて本当に良かったと思っております。

保険の種類

●70%補償

費用は概ね1,500円~3,500円/月程度かと思います。

●100%補償

費用は5,000円/月以内で出ているものあります。やはり高いですが入院時の補償もありますし安心です。

まとめ

ショップで一目ぼれして1日でも早く家族に迎え入れて楽しい時間を過ごしたい!と、ものすごくテンションが上がっていると思いますが、愛犬との幸せな生活を送るためにも是非とも知っていただきたいことをまとめております。専門の人でもここまで細かい事はなかなか教えてくれない情報であると思います。なるほど!と思っていただければ嬉しいです。愛犬との楽しい生活を快適に過ごしましょう。

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